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help リーダーに追加 RSS ウィッチマウンテン 地図から消された山

<<   作成日時 : 2009/07/07 04:06   >>

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『ウィッチマウンテン 地図から消された山』を見た。

 実家は(とは言っても現在は隣の市に引っ越しましたが)田舎なのだろうが、それでも近隣の市よりは映画館の館数に関しては恵まれていた物だと思う。
 そんなワケで子供頃の記憶には映画館で見た映画の事も多く含まれているのです。
 
 そんな記憶―――思い出で一際強力な物“タイトル”と言ったら、(同世代の人は必ず共感してくれるだろう)『E.T.』(1982年)になる。

 その当時の感情を思い出すのは不可能・・・だとしてもその時の興奮は覚えている・・・と言うか身に沁みている。

 その後1986年に実家にビデオデッキ(ナショナル VHS-HiFiビデオ NV-F15 )が投入され、レンタルビデオの普及によって、未見の映画や“チヤック・

ノリス”主演の映画を見る事が出来るようになったものなのだが・・・。
 『E.T.』をビデオで見れるように成るまでは、その後2年の時間が必要だった。

 劇場公開から6年かかってのビデオ化、いや随分と待たされたもんです。

 そしてその結果は・・・と言うと。

 いや、まぁ予想はしていたんですけどね。

 1982年当時、劇場で映画を見て、それから4年です。その当時(1988年)だって子供ですけど、やっぱり物の見方と言うのは随分と変わって来てしまって

いるのです。
 加え、1982年〜1988年の間でどれだけのSFXを駆使した映画(1985年の時点で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)が上映された事か(その間、劇場

に足を運んだ事なんて稀な数しかありませんが)。
 
 そうなると、1982年当時の興奮が同じように6年後の1988年に再来するか―――? 

 その答えは“予想どおり”、“否”であった。

 実際に『E.T.』を劇場で見た記憶はある物の『E.T.』をビデオで見た時の記憶は全く無いのです(ビデオを借りた、ビデオを見た記憶はあるのですが

、見て何を感じたか? という部分はゴッソリと無く、覚えているのは1982年に見た当時の興奮だけなのです)。



 さて、反れた所から話を始めてしまいましたが、今回見たタイトル『ウィッチマウンテン 地図から消された山』なんてタイトルから、予備知識の無い人

はどんな映画を想像するでしょうか?
 
 ミステリー? サスペンス? それともホラーか?

 “ウィッチ”なんて言葉の響きからどうにもおどろおどろしい内容を想像してしまいますが、実はこの映画、ディズニー製作の映画『星の国から来た仲間

』のリメイクなんです。
 それにしても“ウィッチマウンテン”なんて随分と原題から離れた邦題を付けたもんだ…と思ったら原題は『RACE TO WITCH MOUNTAIN』で、その前身にあ

たる『星の国から来た仲間』の原題も『ESCAPE TO WITCH MOUNTAUN』だったなんて…映画を見終わってから知りました。

 でも。コレって当然じゃないですか。
 
 だって、『ウィッチマウンテン 地図から消された山』の前身である『星の国から来た仲間』は1975年製作の映画なんですから。その(劇場公開)当時の

自分といえば物心は付いていた…と思いますがまだ小学校入学以前ですよ。
 そして見たのは(何時だったかは覚えていない物の)劇場公開から暫く経ったTV放映版なのです。

 当時、見たのは“ゴールデン洋画劇場”か“日曜洋画劇場”か、“高島忠夫”か“淀川長治”か、その記憶はあいまいなのですが、子供心にも当時『星の

国から来た仲間』は面白く、ホロッと出来る物として自分の中には記憶された物なのです。

 大体に於いて、続編やらリメイクに関してはどうしても後ろ向きな姿勢で対峙してしまう自分ですが、以前の記事で記した事でもあるように―――良作を

後世に伝えるためのリメイクならいいじゃないですか。と、言うわけで、今期の話題タイトル『ターミネーター4』『トランスフォーマー リベンジ』なん

かよりも、実は『ウィッチマウンテン 地図から消された山』の上陸の方が待ち遠しかった物なのです。



 そしてその結果は…。

 枕で『E.T.』の事に触れたのと同様、多分『星の国から来た仲間』のリメイクとしては楽しめないよな〜とは覚悟していたんですが…。

 毎度の『ショウビズカウントダウン』で始めてその映像を見た時に既に全く違うものだろうと確信はしていたんですが…。


 やっぱりねぇ…“ドゥエイン・ジョンソン”(ザ・ロック)を主演として起用している映画なのですからねぇ…。


 「悪いのは奴じゃない…奴を作り出した世の中だ」なんてのが最近のジョージアのCMにありましたが(そもそも『太陽にほえろ』のセリフの一片なんですけど)…今回のタイトルに関しても悪いのは世の中…なんでしょうねぇ…。

 そもそもが“ディズニー”製作の映画ですから、本来のターゲット層は子供でしょう。

 75年版を見たイイ大人が当時を追体験する…なんて目的のために作られた映画ではないのです(きっと)。

 そんなワケで75年版の様な映画を期待すると、先ずスクリーンに対して背中を向けなければなりません。

 そして、同時に今日日のディズニーは子供に対してこんな物を見せるのか!? と驚く部分すらあります。
 なんたって、今年見た映画の中で“M4A1”が画面に登場する数ったら、もう『トランスフォーマー リベンジ』に匹敵するぐらいなのです(いや、出てきたか? だったら『ディー・ウォーズ』←いや出てきたか? だったら間違いなく『ウィッチマウンテン 地図から消された山』がその数においてNO1だ)。
 と、まぁコレは言い過ぎですが、死人こそ出ないであれ、爆発に吹き飛ばされる兵士の数は『ID4』並。
 超能力を持った子供達がする事といったら(今時…なんて気もしますが)『マトリックス』。
 ステルス機能こそは無いものの(但し、舞台となる状況が意外なステルス効果を産み出します)『プレでター』を彷彿とさせる追撃者の存在、おまけに“ジョン・ウー”映画のような一触即発状態シーンなんてものアリ…今の子供はこんな物を望むのか…と、コレはかなりショックを受けます。

 『インサイドマン』で“クライブ・オーウェン”が人質にした子供が遊ぶPSPを覗き込み、そのゲームを見て(『グランド・セフト・オート』見たいな奴)「酷いな」なんてもらすシーンがありましたが…まさにそんな気分にさせられます。

 いや、ホント凹みます。

 そして『ショウビズカウントダウン』を見ている限りでは…コレがそこそこヒットしている事実…。

 コレが子供を喜ばすための映像なのか、と(いや、そんな殺伐とした映画じゃないですけど、兎に角、銃はいっぱい出てくるし爆発はあるし、カーチェイスもある)?
 
 じゃぁ、そんんな予備知識無く、一本の映画としてみるとどうだろう…?

 とは、思ったものですが…そうなると尚更、この映画の存在意義が曇ってしまう。

 何しろテーマが分かり辛い。上気したとおりアクション映画の様相が強く、加えてUFOの存在についてを前面に出しているが…これがまったくケレン味が無く…なんで今更コンナ映画を…と、どうにも頭を捻りたくなる内容なのです。 
 オマケに、じゃあ映像面だけでも最先端の物が…なんて思いきや、コレがチョットCG面に関してはツライ状況なんですよね…。ソレがどこかで見た映像に似ている分だけに辛さ倍増…なんですよ。


 とはいっても…ちゃんと75年版を見たオトナたちにも御褒美は用意されています。

 切羽詰った状況の中主人公達を救うキャラクターを演じているのは75年版の主人公キャストだったり、最後に目的地に向かう際に使用したのがキャンピングカーだったり…。

 なにより、一番の御褒美は舞台ですよ。

 ラスベガス、プラネットハリウッド、そしてUFOコンベション!!

 いい歳をこいてもなおUFOを信じ、宇宙人のコスプレをして集う人々の図ったらね『遠い星からきたなかま』を見て子供だった頃の当時を追体験しよう…なんて考えで劇場に集まったいい歳こいた人たち…まんまその姿じゃないですか。

 冒頭から主人公が運転するタクシーに乗り込んだ客が“ストームトルーパー”2名様ですから。


毎度、何かしらにつけて邦題にウンヌンと文句をつけていますが、今回のタイトルが『星の国から来た仲間』を彷彿とさせないものをあてがったのは正解でしたね。

 モンクばっかり並べましたが、見る者を楽しませようとする意思は伝わってくるし、基本、楽しめるようには作ってある映画なんで、肩の力抜いて見るのが正解なんでしょうね。

 
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