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<<   作成日時 : 2009/11/29 23:43   >>

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 『2012』を見た。

 今回のタイトルを知ったのは劇場トレーラーを見た事が最初となる(どんなタイトルを見た際の物だったのかは忘れてしまったが…)。
 そのファーストインパクトと言えば、兎に角その映像力の圧倒さだった。CGがリアルだとか、そんな事以前に地球崩壊をいかに見せるか? そこで見せられた手法が凄い! と驚いたのですよ。
 ビル群を薙ぎ倒し、大地に襲い掛かる津波の描写…なんてのはこの所のデザスタームービーでの描写ではお決まりの絵になっていますが、なんたって『2012』じゃ、その津波に空母が乗っかってやって来るんですから(『北斗の拳』でビルに突き刺さったタンカーを思い浮かべたのは自分だけ?)そのスケールの“バカ”デカサ足るや!! ですよ。
 そして地震でひび割れた大地に陥落して行く住宅街に岩盤プレートごと海に沈んでゆく大地、コレをバカ正直に全部スクリーンに描写して見せてしまう手法!!

 その映像は凄いを通り越して、もう“バカ”としか思えませんでしたよ。

 そんな『2012』の監督が“ローランド・エメリッヒ”であることを知ったのは…それからしばらくしての事…だったかな?
 その時の心境は…? 

 まぁ…そんな所ですか…。

 大作撮らせるなら“ローランド・エメリッヒ”、と言うのは定番にはなっているとは思うんですけど鉄板ではないですよね…?
 他には“マイケル・ベイ”なんてのも有りますが、あれはコメディ映画の監督ですし…と、なんとなーく納得では有るんですけど、逆に感じてしまえば確かに味は保障されてはいる物の、同じ牛丼屋でトッピングやサイドメニューには変えながらも、やはり、同じ牛丼を喰らい通う感じ…とでも言った感覚…なんでしょうか?
 まぁ、新幹線クラスの物を走らせるならその運転席に立つ人はちゃんと訓練され資格を取った者になるのは当然…。だとしても、たまにはオ猿の運転する新幹線に乗って見たい物、同じ新幹線に乗るにしたってそれぐらいの驚き体験をしたくなる感覚…という物はあるじゃないですか(でも西鉄だけはカンベンな)。

 と、期待と失望がプラスマイナス“0”で、まぁなんやらフツーに見たい、のレベルの物に落ち着きました。

 そういや“ロバート・ダウニーJr”主演の『シャーロックホームズ』なんてタイトルが  公開予定ですが…。
 アレもトレーラーを見る分には型破りのシャーロックホームズ像で(とは言ってもそもそも“シャーロックホームズ”モノって型破りなタイプのモノの方が相当数のような気もしますが…)、こりゃちょっと面白そう…?

 なんて期待感を煽られてしまった物なんですが…、コレも監督が“ガイ・リッチー”と知った時点で期待と失望でプラスマイナス“0”になっちまいました。

 そんな風に“0”“0”と並べてきましたが、あくまでそれはフツーレベルの地点に着地しただけの事であって見たいと言う気持ちには変わりが無いのです。

 そんなワケで見てきました。

 なんたって自分が劇場に足を運んで見る映画の中では…いや、映画史上でも最も(映像力においては)壮大な“デザスタームービー”である事は間違いなし(だと思います…古典映画とかは見た事が無いんで…)!! な映画なんですから。

 で、見てきました。

 人間には防衛本能とか保護本能等と呼ばれる力があり、イザと言った場合に発その力が揮された時、その力の作用で予想にもしなかった行動を取ってしまう事がある…なんてのは良く耳にする話だとは思います。
 ではイザという事態が発生した時、地球が崩壊するその場に立ち合わせてしまった時、人はどんな行動をとるか?
 
 少なくとも自分の場合『2012』のような映像、状況が目の前で展開してしまう事態に呑みこまれたら…多分…、笑っちゃうんじゃないんでしょうか。

 勿論これはスクリーン上でみた地球崩壊の状況、現実の事態では無いんですが、それにしたって『2012』の映像力は真に迫った物。

 たとえそれが“ユーモア”の要素、安易なスリル感を増幅させた物(地震による地割れが目の前に現れる!!…ではなく、毎度逃げる主人公を追って背後から迫り来る一辺倒な演出だったりしても)、そうして描かれた映像の迫真さは揺ぎ無く、ある意味(現実を観測する人にとっての)リアル(わざと崩壊のスピードをスローにして描いているらしいのですが、その描写が確実。時間の流れは人によって制御出来ないものですが、時間の掌握は人でもできる事なんです)を越えた物になっているのでは? なんて感じてしまう以上、スクリーンで起こっている事態と実際に目の前で起こる事態にどれだけの差が有るか?

 だからきっと、『2012』規模の状況が発生した時は自分は笑ってしまうに決まっている―――なんて思ってしまうのです。

 さて、そんな地球崩壊の描写のみについて語ればこれは必見!! やはり映画史上最も(映像的に)壮大な物でしょう。
 TVスケールなんかではなく、是非大スクリーンで、そしてちゃんと音が走る環境の劇場で見る事をオススメします。
 音の方もね“ドカン”“バチン”と“バキバキッ”と見る者の体を揺らすぐらい壮大なんですよ。

 そしてそれ以外の部分…根幹と成るストーリー回りはどうか…となると…。

 ここはやはり“ローランド・エメリッヒ”!! 大味!!

 『ID4』でレシプロ機を扱っていたオッチャンが最後にはF-18を駆って凶宇宙人の巨大宇宙船を破壊したり(初期プロットではレシプロ機にミサイルを括りつけて参戦する予定だった…とか。そういや律儀にキャンピングカーに飛行機を牽引してましたね)、なんて事に目くじらを立てていた人では到底、受け入れる事が出来ないような穴…と言うかご都合主義優先の部分が目立つ内容の物になってしまっています。
 
 が…、ここは些細な部分として目くじらを抑え・・・ましょうよ・・・と自身に自制が効く内容には落ち着いているかな・・・?

 地球崩壊の過程でポールシフトまで巻き起こしている割には、それ以後も(iPhonで)国際電話が使用できたり、箱舟(危機退避用の大型船)上には科学者が集合し地球崩壊のデータを収集実況し続ける・・・んですがどっからデータが飛んでくるんですか? とか、箱舟がエンジン始動直後に出力全開運転とか(エンジンがディーゼル・・・なワキャ無いだろう、ガスタービン? いや当然原子力、多分・・・で、原子力エンジンなら可能なの?)ウン! 些細な事さ・・・。

 それにウン!ウン! と感じる部分もありましたしね。

 主人公が売れない物書きだったり・・・とか、世界―文明が崩壊以後に残る文化財は“モナ・リザ”等の文化遺産と指定された物だけか?・・・とか、最後に人を救うために用いられた言葉が、評論家達から酷評された小説の引用された物だったり・・・とここ等辺の下りは痛快!!

 その割には映画のラストスパート、クライマックス部分に持ってくるエピソードはスリル感を煽る物にしてはどうしてもスケールにギャップを感じてしまう物になっているんですけどね・・・(自分だけかな?)

 いや、まぁ、そんな感じで、美味くて安いと感じるラーメンを食ってしまったら、化学調味料がどうのとこうのとか、素材の産地が云々そんなことは言うんじゃないよ!! と、そんな感じの映画でした。



 あ、後、メカがいっぱい登場するからチビッコから大きな男の子まで大喜びの部分もあるのでその分も必見。
 ロシアのスペースシャトル計画のために設計されたアントノフAn-225 とかハインドとかビッチリ登場、オマケに箱舟のデザインは“ブルーノア”“ダイダロス”(マクロスの右腕)にソックリ(コヂつけ的かも?)だしね。
                       
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 スクリーン前の席に着く前に時間がちょっぴり有り余っていたので、ヒマを埋めるために、トレーラー以外の知識を持たない状態でパンフレットを開けば・・・。
 キャスティングと登場するキャラクターに思わず噴きそうになってしまいました。

 アメリカ合衆国大統領がなんと“ダニー・グローバー”・・・LAで定年退職間近のクロンボ黒人刑事の人ですよ!!
 
 『ディープ・インパクト』(1988)で世界を救うアメリカ合衆国の合衆国大統領が“モーガン・フリーマン”だったり、『ブルース・オールマイティ』(2003)でなんの宗教かは判りませんが“神様”として登場したのがこれまたやはり“モーガン・フリーマン”だった時は、オマエラが崇め奉る大統領様や神様が商業目的でアフリカ大陸から拉致ってきた人種の末裔だったとは驚き!! ・・・ですよ!!

 トンデモ無いなぁオマエラ・・・。

 なんて衝撃があったモンなんですがねぇ・・・。

 (パンフレットにはそこ等辺のキャスティング事情が詳しく記してあります)

 今や、現職大統領“バラク・オバマ”が黒人なんですから(“バラク・オバマ”がどうのこうのとかは思っていませんよ)、そりゃアリ・・・な設定なんですが・・・、というか面白い時代の流れに立ち会った気分ではありますよ。

 でも『2012』が2009年からストーリーが展開する以上、大統領が黒人である以上は、まんま“バラク・オバマ”を使えば面白かったのに・・・(任期とかストーリー上の都合もあるのかな)。多分、“ロバート・ゼメキス”に撮らせればそんな展開になっていたのかも・・・? ただ、そうなると結局、全編3DCGの映画になる・・・なんてオチ的になりそうですが・・・。

 
 そーいや『2012』に出てきた日本代表の人(総理大臣?)がどうにも日本人らしく見れなかったのですが・・・(自分だけ?)、コレってまさか外国人参政権が認められた日本の描写・・・だったりはしませんよね・・・?

 だったとしたらトンデモ無いなぁ・・・。



画像


 『2012』の公開直前に、どう言った趣旨(『2012』のCG作った人スゲー、なのか、海外で働く日本人スゲ―、なのか? )判りませんが『2012』のVFXチームを指揮した人・・・それが日本人!! てぇのがTVで放送されていました。
 いやはやスゴイ。
 しかも2008年にに主にCGによる水周りの表現において、アカデミー科学技術賞を受賞。スゴイ!!

 しかもしかも、その受賞盾をTVに紹介する際には押し入れをガサゴソと・・・そしてそこから取り出したダンボールからおもむろに盾を取り出して、そして脇にあったベッドの上に無造作にポイッ・・・ですよ!!

 演出? いや天然に見えました。スゴイ!!

 いや、まぁ、そんな上辺の事は何より、先ず、“水”を表現しようと思って、高校数学からやり直すなんてそんな姿勢を取れる、そして実現してしまうんだからスゴイですよ。


 全然畑の違う作業ですが、自分が“水”を表現しろ、なんて言われたら、どうやって逃げの表現手段を模索する方向に走りますから。

 自分は日常でも仕事の上でも“水”が大嫌い(幼少のころ池で溺れた経験があるらしい)。
 CGで水を表現しろ・・・なんてのは自分にとっては大鬼門!!
 先ずはそんな仕事が来たらお断りですよ。

 以前、液晶の仕事で水周りをやったことがあるんですが・・・
 その時点でも発注先は自分が水周りの表現が苦手であることは認知済みであり、当初は自分にはそんな担当部類の仕事が来る予定は無かったのですが・・・。
 スケジュールが詰まってくれば、そんな前提は消し飛んでしまう物。結局担当する事となり、以後の作業を一言で言えば地獄でした。
 そして、週に一度家に帰って休もうとすれば「君は何時も帰って逃げようとする」なんていわれる始末!!
 (実際、外注、在宅作業の部類では音信不通を利用して逃げる人も居るそうですが・・・)通勤して事務所に泊まり込んで作業して何時逃げましたか!?
 週に6日働いていて、そのうち5日は朝10時から翌朝8時の作業をしていてなんで週に1日の休みを取る事を“逃げる”なんて言われなきゃならないのさ!!
 自分はそもそも上等な作りの人間ではないので上記の状況から此処は逆ギレ・・・いや純ギレしても良いのでは・・・等とその時は思ったものです。

 でも結局ソレで仕事失うとオシイので抑えましたけどね(ホラ、根が小心者ですから)。

 と言うワケで以後は絶対水周りの仕事は受んゾ。発注した側も受けた側も幸せになれないしね。

 アレ?・・・スマン。話の着地点を思いっきり濁してしまいました(毎度の事ですけど、毎度の事以上に)。

 以上、失礼いたします(アレ?)。


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