ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

 『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』を見た。
 
 今回のタイトルは言わずと知れた“ストⅡ”が原作となる物。
 “ジャン=クロード・ヴァンダム”主演の『ストリートファイター』を見たのが1994年だから、今回の『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』は実に15年ぶり(!!)の“ストⅡ”の実写化ですよ!!

 いや、スゴイ。15年ぶりですよ。『ストリートファイター』の頃に産まれた赤ん坊がゆとり教育にどっぷりと浸かって中学校を卒業する頃合ですよ!!

 当時『ストリートファイター』を見る運びとなったのは、そもそも全国共通の前売り券を入手した事がきっかけだったんですが…、それが無かったら見に行かなかったかな? 当時は“週に一度は映画を見る”なんてノルマを課していなかったし…。

 いや、でも見たか。気になってはしまうタイトルでしたから。

 『ストリートファイター』は、キテレツな映画には成りましたけど、面白ユカイな内容にはなっていたと思います。原作を知らない人の方が返って映画と真っ直ぐに対面できる分、楽しめる物になっていたんじゃないんでしょうか。
 原作を知っていると、返って、単に一本の映画として楽しんで見る事が出来ない所に着地する出来に成ってしまったのは残念だとは思います。

 が、映画の内容はともあれ、とても残念な部分…と感じてしまったのが件の“春麗”のキャスティングになります…。

 ウン、毛唐の判断する東洋人の美的観点なんてそんなモンですよ…。

 近年の日本製ゲームゲームの映画化、『DOA/デッド・オア・アライブ』で“霞”役に“デヴォン 青木”がキャスティングされた辺りは、まだ当時と比べればその観点もピントが絞られた物にはなっているのかもしれませんが…。

 でも、まだピントは合ってはいないんですけど…。

 
 と、そんな所に今回の『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』ですよ!!

 “春麗”役の人、ナカナカカワイイんじゃないですか? “ゼロチュン”のイメージなんでしょうか(1968年3月1日産まれなので、現在は御歳41歳!!ですよ)?“クリスティン・クルック”…いや、全然知らないですけど…ン? 

 カナダ生まれで父親はオランダ系、母親はインドネシア系中国人って…中国人(アジア)の俳優じゃないのね。確かにアジア人として見れるかどうかはギリギリの線のように見えます。

 いや、映画の中のビジュアルではそんな事は些細な問題で構わない事なんですが、やっぱり格闘モノの映画としてはちょっと華奢な小娘じみ過ぎている様に見えてしまうのはちょっと問題なのかもしれません。

 で、見た結果。

 これも『ストリートファイター』同様、原作を知らなかった方が楽しんで見れる映画に成っていると思います。
 
 タイトルにこそ“チュンリー”なんて冠しては居る物の、劇中の“チュンリー”の設定は原作の“春麗”とはかなり相違する物と成っていますし、他のキャラクターに関しても、名前こそ原作を踏襲はしている物の、その描写は原作との大きな相違点が存在します。

 では、原作を知らなかった事にして一本の映画として見ると…。コレは結構、珍妙な物に成っているように感じます。

 冒頭、悪の組織が主人公の父親を誘拐しにやって来るワケですが…、その際に銃の類の武器は持たず(ボウガンは出たかな?)行使するのは素手(棍棒?系の武器は持っては居ましたが)のみの力。

 悪の組織の割には貧乏なんですか?

 そして、誘拐された父親を探すべく、悪の組織と対峙する主人公はこれまた銃の類の武器は持たず、徒手空拳、素手の力のみで立ち向かおうとする…。

 要は、カンフー映画全盛のホンコン映画のような設定をマンマ現代劇に呼び込んじゃった物に成るんですが、その癖、悪の組織の下っ端はBDUにサブマシンガンと言う今日日の特殊部隊スタイルで、どうにも格闘ゲームの設定を上手い事現代劇に流し込めていない感じなんですよね。

 オマケに悪の組織がやる事といったら…それは“地上げ”…また、ヘンにリアル路線であったりするのです。

 “ジャッキー・チェン”の映画なんかだと、ここら辺の落とし込みが巧みに感じるものなんですけどね『サイクロンZ』なんか麻薬工場に踏み込んでいるのに銃の1挺も出てこないんですから…。でも“ベニー・ユキーデ”は出て来ます(銃なんかなくても十分。あ、『ストリートファイター』にも出てました)。

 そんなワケで、先ず根幹的に話の筋が珍妙。

 それに輪をかけて出てくるキャラクターがまた珍妙(ゲーム原作の観点から外れても、同観点から見ても)。

 先ず、悪の組織の頂点に立つ男“ベガ”はルックスがユニークなキャラクターの中にあっては全く持ってフツーとしか目に映らないような出で立ち(グレーのスーツ)で面と向かって悪事を行わない。
 まぁコレは偉いから自らの手を汚す事は無い…といった描写なんでしょうが、それじゃあ何がどうして悪人なのか、どうして悪の頂点にいるのかが見る物に伝わらない…。
 オマケに若かりし頃の描写が、単なる子悪党…。

 一番の問題は“○○○パ○ワ○”を使う描写が無い事…。

 ウン。やっぱ自分にとっては“ベガ”役の“ニール・マクドノー”は『88ミニッツ』のオレンジの囚人服の方のイメージの方が大きいのですよ。

 敵役がこんな描写だとね、それに対峙する主人公のスケールまでこじんまりとした物として感じてしまうわけですよ。

 で、“バイソン”は…、黒人である事と頭が弱そうな描写以外は共通点が見つかりませんでした…。冒頭は素手で闘う描写がありながら、クライマックスでは銃を握ってしまいますからね…。

 “バルログ”は仮面がデカ過ぎるのと、動きが重い事、暗闇で動く様がなんか“プレデター”でした。吹き替え版で声を当てているのは、なんと豪華!!“デヴォン 青木”・・・と思ったら“千原Jr”の見間違いでした。

 “ゲン”なんかも以外な役で登場しますが…良く動く老人が見つからなかったのかな?

 あと“ナッシュ”なんかも出てきますが、あの“ナッシュ”なんですかね? 共通点は見つけれれませんでした。

 最後に肝心な“春麗”は・・・確かにビジュアル的にはキレイでカワイくて、ヒロインとしての画面栄えはするんですが・・・。
 アクションはやっぱね・・・。
 ありゃ?『マトリックス』の“キアヌ・リーブス”って結構いい動きしていたのね・・・なんて風に見えてしまうほどの出来なのです。
 そして、やっぱり小娘が大男を倒す様に説得力が出てこない描写は、格闘アクションとしては見ていてキツイ所になると思います(それでクライマックスに放つ技が気○拳なんですかね?)。
 足技の方も蹴りよりもフランケンシュタイナー系の物が結構目だったりします(それって“キャミー”じゃねぇの?)。

 と、外側(概要)からではなく、内側(キャラクター)から映画を見て思った事を記してしまいましたが、今回のタイトルはキャラクター有りきの物なんですから仕方が無い。
 そして上記した通り、そのキャラクターの再現度はモチーフとかけ離れた殆どがオリジナル要素で構築された物。

 これは残念…とも感じますが、反面、映画用に新規にキャラクタをー作り上げたような存在な分、今後の展開に枷の無い自由度が出来たとも思えます。

 次回作があれば…の話にはなりますけどね。

 でも、ホラ、また15年後にも“ストⅡ”原作の実写映画が製作される…なんて事は…う~ん、どうでしょう?

  
 『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』の続編は兎も角として、カプコンのゲーム原作なら“ヴァンパイア”の実写版を見たいですね。
 監督は“ギレルモ・デル・トロ”でノンVFX、SFXオンリーな奴を。

 
画像


 本編終了後に『ストリート・ファイターⅣ featuring サクラ』と言う4分程度のアニメが上映されるのですが・・・。

 コレが良かった!! 本編(?)『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』を食っちゃう程。

 スポットライトを浴びながら“ザンギエフ”が待ち構えるリングへ花道を歩くさくら。
 そのセコンドを務めるのは“ダン”と“ブランカ”…。

 って~と!! この設定はまんま“中平 正彦”の『さくらがんばる!』じゃないですか!!
 劇中のさくらの描写も、そこはかとな~く『さくらがんばる!』のさくらのようにも思えるし、なにより!!

 “ダン”の描写が良いです!! 文句ナシ!! 

 “ダン”の声は誰だったんだろう? 一瞬“浪川大輔”のようにも聞こえたんですが、ゲーム版の“細井治”だったりしたらかなりウレシイ。
 “さくら”は“福圓美里”らしい…? これも“笹本優子”だったらウレシカッタかな?

 

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