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<<   作成日時 : 2010/04/30 10:50   >>

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 宣伝担当が痛烈に叩かれていたのが痛快でした。

 『シャッターアイランド』を見る前日の晩、“タモリ倶楽部”を見ようとテレビを点けっ放しにしていたら、『シャッターアイランド』を含んだ映画のランキングを取り上げた番組が放送されていて、思わずしも、その番組を見てしまった。
 その内容は3人の映画評論家(正しくは映画に関する仕事に携わる人が評論を述べる〜といった内容でした)が、それぞれ持ち点300点を10本の映画に振り分けると言う物で、その点数順にタイトルを並べ、実際の興行成績と比較する物。
 “思わずしも”と称したのはこの部分で、自分は本来、映画の評価を点数で表す事には懐疑的な考えを持つからだ。
 
 点数評価という物は100点満点の答えがあった上で使用できる判断基準であり、100点満点の判断基準が明確に設けられているなんて物はこの世の中ではペーパーテストぐらいだけの物だ。

 つまりは、映画を点数で評価するなら、先ず不変の100点満点の映画タイトルを掲示する必要があるのだ。

 さぁ、映画を点数評価する国際基準のような物、評価基準を管理する組織があるのかどうかは知らないが、この100点満点のタイトルを掲示する事は可能なのだろうか?

 それとも、100点満点のタイトルは存在するのか?

 そして100点満点のタイトルが不在であるなら、何をもって映画に点数を点けていたのか? 甚だ疑問である。

 さらには、同番組の映画評価のシステム、10本のタイトルに対し持ち点は300点、というのが端からオカシイのである。
 つまりは、100点満点のタイトルが3本あれば残りの7タイトルは0点になり、100点満点を点けたいタイトルが4本あった場合はどうしても1タイトルは点数が点けられない事になる…。
 じゃぁその場合300点を4タイトルで折半すれば良いじゃないか…となれば、ソレはソレ、そんな理由で100点満点の映画に低い点数を点けるというのは、ソレこそ映画評に相応しくない点数の点け方ではないか。

 と、まぁそんな感じで点数評価の映画評に不満を抱きながらもついつい見てしまったのだが…。

 さらにその評価基準の中に入場料\1800なんて価値基準が入っていたり、結局のところ最も高い評価を受けたタイトルが単館上映系のタイトルだったりするのだから、その評価の信憑性たるや…、という事になってくる。

 入場料\1800なんて評価基準を持ち出せば、何処の駅前(というと語弊があるが)にもあるシネコンとは違い、単館系ともなれば限られた劇場に交通費を費やしいて足を伸ばさなくてはならないし、そのためには時間も消費する。
 そして単館系故に、劇場の座席数は限定され(上映回数も限られるし)、満足とは程遠い視聴環境に耐えなければならない場合もある。
 特に、その上映館が清掃費削減のために劇場内の飲食を禁止していたり、設備費削除のために整理券制の入場管理なんかをしていればそんな劇場は最悪の物になる(恵比寿ガーデンシネマとかね糞)。

 果たして、そこまでハードルを上げてまで見る映画に最高の得点を割り振る行為が正しいか? ともなれば、そんな判断は地に足も着けてもいない評価ではないか。

 さて、番組自体はそんな不満を抱いてしまう内容ながらも、痛快だったのは冒頭に記した部分。『シャッターアイランド』の宣伝担当がその宣伝内容に痛烈な批判を浴びる一面があったのは痛快だった。

 その痛烈に叩かれた内容というのが矢尻が付いた2本の線(<――>と>――<)を並べた線の長さが異なって見えるトリック、目の錯覚を取り扱った物。

 コリャ確かに。

 だって“マーティン・スコセッシ”が『レイトン教授』を撮ったのか? なんて勘違いしてしまうような宣伝じゃないですか。

 さて、そんなこんなで枕が長くなってしまいましたが、『シャッターアイランド』を見に行きました。

 『シャッターアイランド』を見たいと思った理由? 

 言わずもがな! こんだけ話題性(“マーティン・スコセッシ”+“ディカプリオ”なんですから ※主に“マーティン・スコセッシ”成分)のあるタイトルなんですから見に行くのは当然でしょう!!



 で結果。

 本当『シャッターアイランド』の宣伝担当ってバカね…。いや、“パラマウントピクチャーズ・ジャパン”なんかに就職しているんだから、ちゃんと名のある大学を出ていてIQに関して見れば自分を凌駕する数値をたたき出しているのには違い無いんだろうけどさ。
 じゃぁなんでコンナ宣伝しちゃったのかな? 映画配給会社に就職しながら、ホントは映画が好きじゃないんじゃないかな? まぁ、“好きな事は仕事にするな”なんて一理ある考えもあるワケだし、映画が好きじゃない人が映画の宣伝をやっちゃいけない、なんて法があるワケでも無いし…。
 でも、好きじゃないんならその分勉強はしなくちゃダメだよね、例えそれがタイムカード外の時間…無料奉仕の時間の仕事になってもさ。
 いや、まさか、“パラマウントピクチャーズ・ジャパン”って時間外の仕事をゴネたくなるほど安い給金で人を働かせているの?

 まさか、まさか…。

 じゃぁホントに悪いのはそんな輩に仕事を振った上司だね。
 
 「あ〜チミチミィ〜、手が空いているようだからコレ(シャッターアイランド)やっといて」ってなカンジで後は手放し…。

 普通に考えて“マーティン・スコセッシ”+“ディカプリオ”クラスの映画にこの宣伝は無いからね。

 とまぁヒドイ事書き連ねちゃいましたが、コレがホントにヒドイのよ…っていうか腹が立つ作りなんですよ。

 件の宣伝だけならイザ知らず、スクリーンの幕が上がれば、そこでもまた矢尻の生えた線分のトリック像を上げやがって、それだけに留まらず、今度は“役者の目線や仕草をよく見てください〜”なんて注文を入れやがる始末。

 なんかね、馴染みの商店街の食堂に入ったら、その店だけが勘違いラーメン屋だった…って感じ。

 コッチは客なんだ、客に注文つけるんじゃねー!! という感覚だ。

 いや、別にイインだ…。
 ウチの料理は食材から〜産地から気遣っているんだ、だから美味いんだ…、だからよく噛んで味わえ…程度の注文ならまだしも…。
 『シャッターアイランド』のソレは、“お箸はこうやって持ちましょう”のレベルの事をワザワザ本編開始前に見せつけやがるのである!!

 コッチは生まれて初めて映画を見るんじゃねぇンだ!!

 座席とスクリーンしか(スピカーとか他にもイロイロあるけど)無い空間に拘束されてスクリーンに映される物以外の何を見ろってーんだ!!
 それとも字幕版の映画を見る輩(あ、説明が遅れましたが、見たのは字幕版です)は字幕以外のスクリーンに映る字幕以外が締める8割の面積を全く見ていないとでも思っているのだろうか?

 ン? もしかして件の宣伝担当はひょっとすると字幕以外の所は見たことが無いのかな?

 まぁ“超吹替え版”なんて謎なモノが用意されているワケだし…。あながちこの考えは否定できないのか? おっかない世の中だ。

 そのうち“超字幕版”なんてゆとり世代向けに全部平仮名の字幕版が作られたりするんだろうか? なんかありえなくもないな。おっかない世の中だ。


 ソンなワケで映画は本編開始以前から見る気分を害された状態で始まり、更に件の宣伝(線分のトリックのアレ)の所為で見る姿勢をミスリードさせれられる最悪の視聴環境となってしまったのですよ。

 そんなミスリードの所為から、孤島を舞台にした密室で精神病患者が突如失踪したトリックを描く事を主体としたサスペンス映画…なんて物を見る姿勢でスクリーンに臨めば、件の精神病患者は簡単に見つかっちゃうし(?)、そもそもそんな密室脱出劇なんてどうでも良い風潮…。

 その時点でナンゾコレ…? と思った時点で時既に遅し…。

 すっかり“メビウスの輪”的ストーリーに巻き込まれちゃっているのですよ。

 なんでだろう? オチの片鱗が見えてくる以前に、どことな〜くコレ“押井守”調の世界じゃないよね? とか『ファイト・クラブ』っぽい? とか『ジェイコブス・ラダー』じゃねぇ? とか『エンゼル・ハート』じゃねぇのなんて思えてくるから不思議。

 見終わればオチは確かに上記のタイトル群と同じ(?)なんですけどね、思い返すと何処辺りからそんな空気を含みだしたのかが思い出せないのですよ。

 ウ〜ン、でもまぁそんなカンジ。

 気が付けば“メビウスの輪”で、主人公視点に立っていればアタマがクラクラする内容なのだ。

 “You talking to me? ”とは“マーティン・スコセッシ”監督作の『タクシードライバー』で精神を病んだ男が鏡に映った自分に対して投げる台詞であるが(そういえば『シャッターアイランド』に登場する“イライアス・コティーズ”が演じるキーパーソンの一人が、かなり"ロバート・デニーロ”に似せた造型になっていて笑えます)…。
 アレは鏡を覗く男を鏡の外から説明的に捉えたシーンであった物ではあったのだが…。
 『シャッターアイランド』では自分視点…いや、鏡を覗いている男なのか、それとも鏡に映る男なのか? いや、結局どっちも同じ男でしょ…? いや、そですか…? と、そ線引きが不明瞭でありそんな物に巻き込まれちゃった視聴者の頭ときたらもうグラングランになってしまうのですよ。

 
 あ、で。オチですか?

 オチは台詞が一言。

 どうやら、ソレを言わせたくて収束したストーリーらしい。

 そんなワケで現実はどうでも良いのだ…!! と納得した事にしよう。

 そんなこんなで見甲斐はありました。



 
 あ、『シャッターアイランド』の宣伝担当は“パラマウントピクチャーズ・ジャパン”よりも"ジェネオン”に行って“スティーブン・セガール”の映画の宣伝をやった方がいいよ。
 ウン。きっとその方が映画が面白くなる。
画像



 さて、映画の結末に関してなんですが…。

 目の前にあったのは虚像か実像か…の部分。
 他のの人はどう思ったんだろう? と思い、『シャッターアイランド』を見た人のブログを検索すると…みんな自分と反対の考えを持っていて驚きました。
 
 アリャ〜自分間違えたんですかねぇ? 

 間違えたとしたらそりゃやっぱ宣伝の所為ですね。

 冒頭で監獄(精神病棟)に入る際に武器(銃)を取り上げられるシーンがあるんですけど、そのシーンで主人公は素早く(自分の)ホルスターから銃を抜き、それを看守に渡すんですが…。
 相方の刑事はモタモタとして銃を上手くホルスターから抜く事が出来ずにホルスターごと外して看守に渡す…なんてシーンがあったのですよ。
 そして映画の終盤。
 再度主人公の銃が登場する際には…アレ? ちゃんとホルスターに収まった状態で銃がある…(本来なら、ホルスターは主人公の手元にあるのだから銃は裸で登場する筈)、という所に違和感を感じていたんですけど…。

 アレは錯覚(見間違い)だったのかなぁ…?

 
 あと、ブログ記事には下手なシーンを取り上げて、アノ下手なシーンからして虚像である演出…なんて指摘があったのも面白かったかな?

 自分が感じた一番下手なシーン(プロらしからぬ!!)はユダヤ人収容所のドイツ兵虐殺シーンかな。
 ほぼ一列に並んだアメリカ兵が、同様、ほぼ一列に並んだドイツ兵を偶発的に虐殺してしまうシーンがあるんですが、コレがその(アメリカ兵とドイツへ兵の)二列に平行したカメラがドリーでその虐殺を捕らえるんですが…。
 虐殺(銃殺)が(ドリーする)カメラのフレームにあわせて行われるってどうよ? 偶発的にでしょ?

 ナニソノ『k-20 怪人二十面相・伝』の学芸会演技(カメラのフレームに入る順番で台詞を言う…)。そりゃ確かにありえないモンな。

 あ、でも一番面白かったのは“ロールシャッハ”(『ウオッチメン』)の中の人がまたしても檻の中に入れられて居た事か。
 

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